私は昔から、周りが真っ暗にならないと眠れなかった。
スタンドの明りを点けて寝る人がいると知って、びっくりしたくらいだ。

私の寝室は、隣の家の入口付近にあるので、
隣の家の家族が帰ってくるまで、玄関の電気が点いたままのことがよくある。

だから、私が部屋の電気を全部消しても
窓から隣の灯りが入ってくる。

「夜中を過ぎたら、消して下さい」とお願しようと決心して寝るのだけど
翌朝になると忘れてしまう。

毎日のことではないし、上手く説明できないからだと思う。

ところが最近、隣から灯りが洩れていると、ほっとするようになった。
どうしてだろう?

そういえば、このごろ、節電タップのオレンジのスイッチを消さなくなった。

暗闇の中で、そこだけが光っていると、急に電気を使いたくなる時に、目印になるから便利なのだ。

そうしているうちに、真っ暗闇でない状態の方が安心できる癖がついたのだと思う。