郵便ポストを開けると、銀行から誕生日プレゼントが届いていました。
いつも、大した物が入っているわけではないのです。

ハンドタオルとか安物のスプーンとか。

だから今日も期待していなかったのですが、開けてびっくりしました。

布の切れはしが入っていたのです。

説明書きには「日本手ぬぐい」とありますが、両端が縫ってないので、糸がほつれているのです。
自分で縫うしかないと思うのですが、ふざけた話だと思いました。

夕方5時ちょうどだったので、フリーダイアルにかけてみました。

「プレゼントなのですから、苦情をいうのもおかしいのですが、両端がほつれるタオルなんて使えないですよ。
捨てるしかありません。

勿体ないから、今後は送らないでください」

実は、説明書きは小さな文字なので、ゴミ箱に捨ててしまっていたのです。
苦情を言うために仕方なく読んでみたのです。

「上下切りっぱなしが特徴でございます。

洗濯するにつれ、ほつれは止まってまいります」と書いてありました。

私は急いで、お詫びの電話をしました。

とっくに17時を過ぎていましたが、同じオペレーターが出てくれました。

「貴重なタオルをいただきまして、ありがとうございます」
切りっぱなしの日本手ぬぐいなんて、生まれて初めてです。